2014年6月15日日曜日

ぷちパーク・夕方パーク2014春〜夏

さて!やっと今に追いつきましたよ!!笑

今年度も、ぷちパーク・夕方パークをほぼ毎週やってまーす。

こんな更新しないブログでも、頼りにして見学に来てくださる方がいらっしゃって、
誠に恐縮です。&更新しなさすぎて不安だったと思います。すみません。。
横っちょのプロフィールに問い合わせ先を追加しました。
私、はるかが対応しますので、お気軽にどうぞー。
(3日以内に返事がない場合は、届いていない可能性がありますので、再送してください。)

さて、予定です!(終わってしまった分もありますが。)

ぷちパーク
毎週火曜日10:00~12:00@りす公園(羽曳が丘西中公園・近鉄バス「羽曳が丘西3丁目」バス停下車すぐ)
4/15,22
5/13,20,27
6/3,10,17,24
7/1,8,15
(4/1,8,29,5/6,7/22,29はお休みです。)

夕方パーク
毎週水曜日15:00~17:00@りす公園(羽曳が丘西中公園・近鉄バス「羽曳が丘西3丁目」バス停下車すぐ)
4/16,23,30
5/14,21,28
6/4,11,18,25
7/2,9,16
(4/2,9,7/23,30はお休みです。)


新年度になって、新しく来る「新人」が多い季節です。
「何したらいいん!?」「どうやって遊ぶん??」
???がいっぱいで、ケガも多い季節です。
でも、「答え」はあげません。
ちょっと意地悪ですが、「こんなんもあるし、あそこではこんなんしてる子もいるよー」とか、「どうしたらいいと思う?」とか、そんなヒントぐらいしか言いません。
やってみて、失敗してもいい場所、むしろ失敗することがいい場所でありたいなーと思っているからです。

ある男の子(とりあえず、Aくんとでもしましょうか。)は、
初めてプレーパークに来た日に、木工に興味を持ちました。
いろいろ考えて、材木をガムテープで貼り合わせながら、椅子らしきものをつくっていたのですが、できた!と思って持ち上げた瞬間に壊れてしまいました。
もう、悔しくて悔しくてたまらないという表情で、地団駄を踏んでいました。
「あーあ、壊れちゃったねー。」とか言ってると、暗い顔で帰っていきました。
次の週は、「ブランコをつくりたい!」と言って、またガムテープで材木を貼り合わせていきます。
その日も、持ち上げるとブランコは崩れてしまいました。
怒ってブツブツ文句を言って、その後、別のことをして遊んでいました。
さらに次の週、今度は何だかいい表情でやってきました。
今日は1学年年上の友だちと一緒に、紙を見ながら、何かやっています。
ときどきおっちゃんが呼ばれて何やら手伝っていました。
材木にヒートンをつけたり、たこ糸を切ったり、先週とは違う物が登場しています。
他の子が「何つくってるん?」と尋ねると、「人形のブランコ!」と元気に答えていました。
私が他の子に呼ばれて相談に乗っていると、Aくんがトントンと私の肩を叩きます。
振り返ってみると、すごく満足そうな顔で、「できました!見てください!」と今できたばっかりで、湯気の見えそうな「人形のブランコ」を指差しました。

先週の、いつ倒れてもおかしくない不安定な2本の支柱のブランコから、
今日は公園にあるブランコのように、4本の支柱に支えられた
安定感のあるブランコにかわっています。
「わー!すごいやん!これ自分で考えたん?」と聞くと、
つくりながら見ていた紙を見せてくれました。
「これが設計図です!お母さんが書いてくれました!」
彼はきっと、この1週間か2週間ずっと、どうして上手くいかないのか
考えていたんだろうと思います。
一番身近にいる大人、お母さんにも相談したんだろうと思います。
お母さんが書いてくれた設計図を持って、仲間を連れて、準備万端!にして、
さらに周りのリソースを(彼の思いつく範囲で)最大限に使って、
「人形のブランコ」ができたんだと思います。
私が相談に乗っていた1年生の男の子たちも、できたブランコを見て
「うわー!すっげー!」
「オレらもあんなんつくれるようになるかなー?」
と賞賛します。
ちょっと手伝っていたおっちゃんも「ありゃ大したもんや」とご満悦。

しかし、今回もガムテープ製なので、持ち上げるとちょっと…と少し不安が残ります。
どうやって持って帰るんやろ・・と思っていると、
Aくんのお母さんが車でやってきました。
今回は、持ち上げた瞬間に崩れるほどの不安はないものの、
自転車でガタガタやってると帰り道で崩れるかもしれません。
彼とお母さんは(たぶん、これはお母さんのアイデアだと思いますが)
帰り道で崩れてしまわないように、ということまで考えていたのです。

無事に(?たぶん。)人形のブランコを持って帰ったAくんは、
また次の挑戦をしています。

こんなふうに、自分でやってみて失敗することが、
プレーパークではたくさん起こります。
やってみて、失敗して、それで終わり、あきらめる。
ということも、もちろんあります。
でも、やってみて失敗して悔しくて、もう一回やってみるという経験は、
子どもにとって、すごくすごく大事なことだと思います。
ものすごく、考えて、成長する機会だと思います。
その経験は、やってみる ことの数が多くないと、
積み重ねることが難しいものではないでしょうか。
やってみて失敗することが10あったとして、
そのうち、7か8は、たぶんすぐに諦めることだと思います。
(もちろん、個人差はあると思います。)
残りの2、3は、もう一回やってみるぐらい、やってみたいことなんだろうと思います。
残りの2、3が、もう一回の挑戦で成功するとは限りません。
二回失敗しても、三回目に挑戦できることって、
10のうち、たぶん1もないだろうと思います。
やってみたい!と思ったときに、それに挑戦できるって、
今の子どもたちにはすごく難しいことです。
さまざまな都合のために、やってみたい!が後回しにされてしまうことが多いんです。
さまざまな都合があるのは、もちろんわかるのですが、
ときどきでも、その「やってみたい!」ができる機会を、
私たちはつくっていきたいんだなーと、このAくんのエピソードで再確認できました。

何だか長くなってしまいましたね。

最近は暑くなってきたので、水遊びを中心に、
いろんな「やってみたい!」をちりばめています。

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